令和6年3月30日(土)、4月3日に開催予定の「南須釜念仏踊り」の事前練習が行われるということで取材に行ってきました。
2024年春の南須釜の念仏踊りの開催について
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。>>>2024年春の南須釜念仏踊りを見に行く開催日時をチェック!【県重要無形文化財】
南須釜の念仏踊りにかける思い
南須釜念仏踊保存会、会長の小原さんに南須釜念仏踊りについて伺いました。
「南須釜念仏踊りはもともと南須釜地区だけで行われていた念仏踊りでした。1890年代後半ごろから約60年間途絶えていた時期もありましたが、私が生まれたころに再興しました。
今はこの伝統を絶やさないよう、保存会会長として子供たちに南須釜の念仏踊りを教えています。
最近では子どもたちの数も減り、他の地区からも有志を募って、なんとか人数を維持しています。
嬉しいことに、県内外から念仏踊りを披露して欲しいという声もあるため、その期待に応えるべく日々練習しています。
南須釜念仏踊りの存在を広く発信していくことで、玉川村の文化をより多くの人に知ってもらうことができて、この伝統を守っていくことができると考えています。」と語ってくれました。
練習の様子
この日は4月3日の本番に向けて、最後の練習ということもあり、衣装や花笠を着用して行われました。
全体練習が始まる前に、不安な部分を熱心に復習します。
いよいよ、全体練習の開始です。
まずは、ねり歩きの練習です。
扇子を扇ぎながらねりあるきます。
本番さながら、横笛、鐘などの楽器も演奏します。
女性陣は唄を担当します。
立ち踊り9曲、座り踊り3曲の計12曲を通しで練習しました。
一通り踊り終えると、当日の流れを確認し、練習は終了となりました。
1時間ほどでしたが、全員が踊りに集中し、時に手本を見ながら動きを確認していました。
【まとめ】2024年春、南須釜念仏踊りの直前練習を取材してきました
直前の練習では、子どもたちも保存会のみなさんも緊張感を持って取り組んでいる雰囲気が伝わってきました。
華やかな衣装を身に纏い、踊る様子は直前練習ながらも見るものを引き付ける魅力がありました。
本番も取材に行くので、その様子は後日アップさせていただきます。
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