玉川村道の駅こぶしの里では、手作りの鏡餅が店頭に並びはじめました。お正月の風物詩である鏡餅は、日本の伝統的な飾り物として欠かせない存在です。
この記事では鏡餅が出来上がるまでの過程と、お正月の飾り付けの期間についても徹底解説していきます!
手作り鏡餅ができるまで
年の瀬、もち米の炊き上がるいい香りが漂う道の駅こぶしの里加工場では地元の方による鏡餅づくりが行われました。
2台のふかし器を稼働させ、もち米をふかしていきます。
炊き上がったもち米は、ほどよい硬さで噛めば甘みが口に広がってとても美味しかったです!
お餅に形成する前のもち米をそのまま食べるのが好きな方も多いのではないでしょうか…
出来上がったもち米を餅つき機に移すとあっという間にお餅になっていきました。
家庭用餅つき機の倍以上のスピードに感じました!
出来上がったアツアツのお餅を親指と人差し指で輪っかを作ってにゅっと千切っていきます。
大小それぞれ同じ大きさになるように計量しています。
続いてお餅をきれいな丸形に成形していきます。
この作業は慣れていないととても難しく、表面がでこぼこになったり、きれいな丸形にならなかったりします。
ですが、経験豊富な地元の方はお餅を両手で包むように持ち、鏡餅の底になる部分にお餅の断面を押し込んで表面に張りがでるよう、回しながらきれいに鏡餅に仕上げていきました。
出来上がった大小それぞれのお餅はたぷんとしていながら、表面にはピンと張りがあり、手作りならではの暖かさを感じました。
しばらくの間、冷やし固めて、袋詰めを行いました。
正月飾りを飾る期間はいつからいつまで?
お正月飾りの種類
まず、お正月飾りの種類について紹介します。
代表的なお正月飾りは「門松」「しめ飾り」「鏡餅」の3つです。
お正月飾りは、お正月に家々を訪れる年神様(としがみさま)をお迎えするための目印で、神様に滞在していただくための「依り代(よりしろ)」だそうです。
年神様は「歳神(としがみ)」や「歳徳神(としちょくしん)」とも呼ばれ、その年の福を司り、家族や地域の安全や長寿、繁栄を祈るために祀られます。
年神様への祭りや儀式は、地域によって様々な形で行われていますが、この記事では一般的なお正月飾りの飾り方を解説していきます。
お正月飾りはいつからいつまで?
飾りはじめ
正月事始めと言われる12月13日以降なら、いつ飾りはじめてもよいとされているそうです。
ただし、飾りはじめてはいけない日があります。次の2日間はなるべく避けるとよいでしょう。
- 12月29日(「二重苦」につながる)
- 12月31日(「一夜飾り」になって縁起が悪い)
一方、12月28日は末広がりの「八」で縁起が良い日と言われています。なるべく、縁起の良い日に飾って新年を迎えたいという方は28日に飾りはじめることをおすすめします。
片付ける時期
一般的に「松の内」が過ぎたら片付けるとよいそうです。
松の内の期間は地方によって少し違いがありますが、多くは以下の通りです。
- 1月7日(東北、関東、九州などの地域)
- 1月15日(関西地方を中心とした地域)
松の内について、江戸時代の明暦の大火(1657年:明暦3年の旧暦1月18日〜20日)以前は、全国的に1月15日までだったそうです。しかし、明暦の大火以降、燃えやすい松飾は早めに片付けるようにと幕府が定めたという説もあるそうですよ。
最近では「七草がゆ」と同じ7日までという認識が一般的になりつつあります。
【まとめ】玉川村道の駅こぶしの里で手作り鏡餅が並びました!お正月はいつからいつまで飾るべき?徹底解説
ということで、家内安全、長寿、繁栄を祈り、良い1年を迎えられるようにお正月飾りを飾ってみてはいかがでしょうか?
玉川村道の駅こぶしの里では手作りの鏡餅の他にも、ミニ門松なども並んでいたのでぜひ足を運んでみてください。
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